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市販プロテインって頻繁に飲んでも身体に影響ないの?

2024.06.17


かつてプロテインはボディビルダーやパワーリフター等、限られた層にしか知られていない存在でした。
90年代になると野球・サッカーといったメジャースポーツの選手が利用し始めたことで市場が拡大し 2020年代、健康ブームは加速し様々な用途で老若男女を問わずプロテインを活用する時代となりました。
また薬局やネットショップ等でいつでも購入可能となり、生活の一部として浸透して来ています。
一方でプロテインを摂取する事による便秘や下痢などの不調や人体への影響を心配する声等、副作用についても関心が高まっているようです。
基本的にプロテインはタンパク質を中心とした食品の一つです。
適切な量であればデメリットは少ないのですが、どんな食べ物でも過剰摂取する事が問題であると言えるでしょう。
ここでは主にプロテインの常用による悪影響・副作用について触れていきます。

 

 

プロテインの悪影響

そもそも副作用という言葉は「薬」に使う用語です。
薬には、ある症状を抑える為に必要な成分が含まれています。
よって効果は十分あるのですが、ターゲットにとどまらず、その他にも作用してしまう事を「副作用」と言います。
前提としてプロテインは「食品」です。またプロテイン以外にサプリメントなどの「健康食品」が販売されていますが、それらは「健康な人」を対象としています。
確かに、プロテイン市場が拡大し、不調を訴える人もいるようですが、それらを一言で「副作用」という言葉で片づけてしまうのは不適切です。

 

便秘・下痢の増加

これらの原因は「プロテインが自身の体質に合っていない」「乳糖不耐症」「腸内細菌の乱れ」が考えられます。
現在市場に出回っているプロテインの多くは「ホエイプロテイン」と言う物です。
原料は牛乳です。
牛乳に含まれる乳糖(ラクトース)を消化する酵素(ラクターゼ)の分泌が少ない、若しくは欠乏している場合はラクトースを消化出来ない為に下痢等の消化不良を起こします。
もう一つが「腸内細菌の乱れ」です。
腸内細菌には善玉菌、悪玉菌、日和見菌(ひよりみきん)がバランス良く働いていますが、このバランスが崩れると便秘や下痢を起こす可能性があるでしょう。

 

太る原因になる

市販されている多くのプロテインは「高たんぱく・低脂質」ですが「プロテインを飲み始めたら太った」という声も多く聞かれます。
主な原因としましては
・プロテインの飲み過ぎによるエネルギーの過剰摂取
・摂取量に対しての運動量、消費量が見合っていない
の2点が上げられるでしょう。
市販のプロテインには低脂質の物が多いですが、たんぱく質も過剰分は体脂肪になってしまいますので運動量を超えて沢山飲めば太ります。

 

肝臓・腎臓への影響

たんぱく質は肝臓と腎臓で分解されますので、過剰摂取されている方は臓器に負担がかかっている可能性があります。
そもそもプロテインは健康な人を対象に作られている食品です。
肉や牛乳等とは異なり、1食で何倍ものたんぱく質を摂取出来ますが、却って臓器への負担になってしまいます。
肝臓や腎臓に持病をお持ちの方は特に注意が必要と言えるでしょう。

 

 

結論としましては。「過剰摂取は良く無い」「摂取したら運動(消費)すべし」「肝臓・腎臓に疾病のある方は摂取を控えた方が良い」と言う事になります。
特に、繰り返しになりますが、プロテインは健康な人を対象とした「食品」です。
持病をお持ちの方は安易に手を出さず、しかるべき医師に相談等をされた上でご検討ください。

 

 

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