貧血を予防・改善する食べ物とは
2022.07.14
何となく顔色が悪く見える、めまいがするなどを自覚したら、まずは貧血を疑う必要があるでしょう。
では、貧血は食べ物で予防や改善することは可能なのでしょうか。
こちらの記事では、貧血の予防や改善に役立つ食べ物と、なるべく避けたい飲み物や食べ物をご紹介しています。
貧血の予防や改善に役立つ食べ物をご紹介
貧血は、怪我などの出血で起こることがありますが、この場合では一時的な貧血であるため、投薬で改善を目指せます。
一方、貧血が慢性化した場合では、投薬ではなく、食べ物に注意を払う必要性が高まるのです。
なお、貧血には鉄欠乏性貧血や、胃潰瘍などの病気で起こる貧血がありますが、こちらの章では鉄欠乏性貧血の予防や改善についてご紹介しています。
それでは早速、貧血の予防や改善に役立つ食べ物について見ていきましょう。
豚レバー、鶏レバー、牛レバー
レバーには豊富な鉄分が含まれているため、鉄欠乏性貧血の予防や改善に役立ちます。
とりわけ豚レバーには多くの鉄分が含まれているため、鉄分をしっかり取りたい方にはおすすめできるでしょう。
なお、小松菜にも多くの鉄分が含まれているため、レバーと合わせて摂るという方法もおすすめです。
牡蠣、シジミ、アサリ
牡蠣、シジミ、アサリには、赤血球産生に関わるビタミンB12が豊富に含まれていますので、鉄欠乏性貧血の予防や改善に役立ちます。
特にシジミやアサリは味噌汁で効率的に摂ることができますので、なるべく頻繁に摂ることを心がけてみてくださいね。
卵、乳製品
卵や乳製品などの動物性たんぱく質を含む食べ物には、鉄の吸収を高める作用があるため、レバーと同時に摂ると良いでしょう。
卵や乳製品はお手軽に摂れる食品ですので、なるべく毎日のメニューに加える工夫を行ってみてください。
鉄欠乏性貧血を悪化させる食べ物に注意
上記では、鉄欠乏性貧血の予防や改善に役立つ食べ物をご紹介しましたが、実は、鉄の吸収を阻害する食べ物や飲み物もあるのです。
鉄の吸収を阻害する可能性がある飲み物・食べ物とは
鉄分を含む食べ物を食べたのに、貧血が改善されないというときには、以下でご紹介する飲み物や食べ物を大量に摂っていないか、思い返してみてください。
まず飲み物ですが、タンニン含有の緑茶、ウーロン茶、紅茶、コーヒーは、食べ物から摂った鉄がタンニンと結合することで、鉄の吸収率を下げてしまいます。
そして食べ物では、ハムや練り製品などはおすすめできません。
これらの食べ物にはリン酸塩という成分が含まれていることが多く、鉄の吸収を阻害します。
もちろん、これらの飲み物や食べ物を摂ってはいけないということではありませんが、摂りすぎると貧血の予防や改善を行えなくなる可能性があるということは、知っておくべきでしょう。
ご紹介した飲み物や食べ物を摂るなら、控えめな量に留めておきましょう。
今回は、貧血の予防や改善に役立つ食べ物をご紹介してきました。こたらの記事でご紹介した食べ物は、どれも私たちと馴染み深いため、比較的容易に摂れるでしょう。
また、貧血の予防や改善の妨げになる飲み物や食べ物についてもご紹介してきましたので、ぜひ参考にしていただき、貧血の予防と改善を目指してくださいね。