黒ごま、白ごま、金ごまの栄養成分はそれぞれ違う?
2021.06.29
私たちの食卓ですっかりお馴染みのごまには、黒ごま、白ごま、金ごまがあります。
そして、気になるのがそれぞれの栄養成分ですが、これらのごまは、それぞれに異なった栄養成分が含まれているのでしょうか?
こちらの記事では、ごまに含まれている栄養成分や、栄養成分の特徴についてご紹介しています。
黒ごま、白ごま、金ごまに含まれる栄養成分ってそれぞれ違うの?
黒ごま、白ごま、金ごまに含まれる栄養成分、ちょっと気になりますよね?
では、これらのごまに含まれる栄養成分には違いがあるのでしょうか。
実は、これらのごまは見た目は違っていても、含まれている栄養成分にはほとんど差がないといわれているのです。
つまり、見た目や風味の違いで選べばほぼ同様の栄養素を摂れるため、お好みで選べば全く問題はないということですね。
それではここで、ごまに含まれる栄養成分についてご紹介しましょう。
脂質
ごまに含まれる栄養成分の約50%を占めているのが、脂質です。
なお、脂質というとあまり身体に良くないようなイメージがあるかもしれませんが、ごまに含まれる脂質は、不飽和脂肪酸に分類されるリノール酸やオレイン酸のため、美容や健康に役立つという特徴があります。
コマリグナン
ゴマリグナンはごま特有の栄養成分で、ポリフェノールの一種として分類されています。
ゴマリグナンには、肝機能の向上やエイジングケア、コレステロール値の低下といった作用がありますので、健康を意識している方には特におすすめの成分だといえるでしょう。
タンパク質
必須アミノ酸(タンパク質成分)のひとつ、メチオニンが含まれています。
この栄養成分は認知機能低下対策に役立つとされていますので、将来的な認知機能低下を防ぎたい方には特に積極的に摂っていただきたい栄養成分です。
食物繊維
含有量は決して多くありませんが、ごまには不溶性食物繊維が含まれています。
不溶性食物繊維には腸壁を刺激して庁の働きを活性化させる働きがあるため、便秘対策に役立つのです。
ただし、食物繊維は不溶性と水溶性をバランス良く摂ると良いとされていますので、ごまを摂取するなら、葉野菜などの水溶性食物繊維を同時に摂っておくことがベストでしょう。
ビタミン
ごまには水溶性ビタミンに分類されるビタミンB1やB2、ナイアシンといったB群や、ビタミンEが含まれています。
とりわけビタミンEには強い抗酸化作用があるため、エイジングケアを意識しているなら積極的に摂っておきたい成分だといえるでしょう。
ミネラル
ごまには、カルシウム、マグネシウム、鉄、セレンなどのミネラル成分が含まれています。
これらの栄養成分が不足すると、骨粗鬆症や鉄欠乏性貧血などを引き起こしやすくなるといわれていますので、なるべく積極的に摂って、将来に備えておきたいものです。
また、セレンには抗酸化作用があり、動脈硬化などの生活習慣病対策に役立つといわれています。
いかがでしょうか。
黒ごま、白ごま、金ごまには素晴らしい栄養成分が数多く含まれていることがわかりましたね。
ごまは薬味やごま和え、おひたしなど、あらゆる方法で摂れる食材ですので、できるだけ毎日のメニューに摂り入れて、美容や健康の向上を意識した生活を送りましょう。