食育インストラクターと食育アドバイザー違いについて
2023.03.17
食育の資格で有名な食育アドバイザーと食育インストラクター。
人気のこの2つの資格には、どんな違いがあるのでしょうか?
今回は、『食育アドバイザー』と『食育インストラクター』の大きな違いをご紹介しましょう。
認定機関の違い
まず食育インストラクターと食生活アドバイザーは、認定機関が違います。
食育インストラクターとは、『NPO 日本食育インストラクター協会』が認定する資格です。
NPO 日本食育インストラクター協会は、広く社会に役立つ『食育インストラクター』を育成する事業を行うために、2006年 9月 5日に設立されました。
一方、食生活アドバイザーの資格は、『一般社団法人 FLAネットワーク協会』が主催しています。
FLAネットワーク協会は、自分のライフスタイルを自ら考え創造し、そして実践できる人材を育てるために設立されました。
難易度の違い
どちらも食育に関する資格ではありますが、家庭がメインか、プロとして仕事で活用するのかで違ってきます。
・食育インストラクター
食育インストラクターは、食育についての理解や実践できる力などによって、5段階に分けて認定される資格です。
初心者は、まずプライマリー資格を受験し、食育の基礎から学んでいきます。
3級以上を受験するためには、栄養士などの食にまつわる国家資格を持っている必要があります。
ですので、かなり限られた人しか取得出来ないと言えるでしょう。
4級以上は、推進校への通学や協会主催の研修会や講習会への参加が必要になってきます。
・食育アドバイザー
アドバイザー資格の難易度はそれほど高くありません。
3級の場合は100点満点中60点以上。
2級は123点中74点以上。
また、実務経験や研修会などの受講する必要はありません。
このように、難易度は食育インストラクターのほうが高い、と言えますね。
学習する内容が違う
定められた試験に合格した食育アドバイザーは、簡単に言えば食がどれほど大切かを伝える、いわゆる「食のスペシャリスト」です。
食を通じた家族のコミュニケーションや健康管理、様々な症状に対応するメニュー提案なども行います。
一方で、食育インストラクター資格では、食育アドバイザー資格対策として学ぶ内容に加え、食事におけるマナーや食料についての様々な話題などを学びます。
いつも食べている食事を通して、食育や地球環境保全までを問われる内容が食育インストラクターとなります。
まずはプライマリーから
食育についての2種類の資格を検討する場合、簡単なレベルから徐々にレベルアップしていきたいと考える人もいらっしゃるでしょう。
この場合、食育インストラクターの資格ならレベルに応じた級が準備されています。
具体的には、プライマリーと4級の資格を勉強する時は、食育の基本と家庭料理についての事項を学びます。
また、3級以上の資格を取っておけば、『食育の指導者』として広く活躍することが可能です。
このように、食育インストラクターは、3級以上を取得出来るとプロとして認定されるような物です。
食育アドバイザーも食育インストラクターも人気の食育資格です。
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