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栄養教諭の役割とは

2022.10.17


教師や講師など、学校にまつわる職業に就いている人は大勢います。
しかし、栄養教諭という仕事についてご存じの方は少ないのではないでしょうか。
こちらの記事では、栄養教諭とはどのような人なのか、そして、栄養教諭の役割についてご紹介しています。

 

栄養教諭

 

栄養教諭ってどんな人?

栄養教諭とは、平成17年に制定された制度で、小中学校における児童や生徒の食の乱れを改善することを目的としています。
また、栄養教諭と混同されやすいのが学校栄養職員ですが、栄養教諭が児童や生徒とその保護者に対して直接指導を行うに対し、学校栄養職員は直接指導を行わないという違いがあるのです。
なお、栄養教諭は家庭科や保健体育の授業と関りがあり、これらの授業の中で栄養や食事に関する指導を行えるという特徴があります。

 

 

栄養教諭の役割とは

それでは早速、栄養教諭の役割についてご紹介しましょう。

 

栄養や食事に関する授業

栄養教諭は家庭科や保健体育で授業を行えますが、その際にはクラス担任や家庭科の教師と連携をとりながら、食についての総合学習の指導を行います。
また、学校給食に欠かせないのが献立表の作成と給食の管理ですが、栄養教諭は献立表作成や給食管理業務などにも携わり、児童や生徒の健康を見守る役割も果たしています。

 

全校集会などでの食事指導

小中学校においては、全校生徒が集う全校集会やクラブ活動などがありますが、栄養教諭は、そのような場において栄養や食事の指導を行うことがあります。
特に日本には四季があり、季節によっては食中毒を起こす可能性がある食材がありますが、栄養教諭は食中毒をはじめとする食事の注意点や衛生管理についての指導も行います。
たとえば、季節によって作り置きした食事の冷蔵が必要になり、それをしなかったことで食中毒が発生することがありますよね?
栄養教諭は、不調のリスクを高める食中毒の原因や、食事の管理方法を指導しますので、彼らによる指導を受けておけば、食中毒をはじめとするリスクを回避できる確率がグンと高くなるのです。

 

個別相談

食事や間食の摂りすぎによる肥満や、偏食による栄養不足などは、現在の日本が抱えている食に関する問題です。
そして栄養教諭は、これらの問題を抱えている児童や生徒と、その保護者を対象とした個別指導を行い、現在の状態から改善に向けてのアドバイスを行います。
また、近年増加の傾向にあるのが食品アレルギーですが、栄養教諭はアレルギーを持つ児童や生徒と、その保護者に対するアレルギー指導も行います。
たとえば、5大アレルゲンには米、小麦、卵、牛乳、大豆があり、これらに対するアレルギーがあるのにも関わらず、知らずに口に運んでしまっては大変なことになりますよね?
栄養教諭は、5大アレルゲンを含まない食事の選び方や摂り方についての指導も行いますので、アレルギーがある児童や生徒、保護者にとっては救世主的な存在だといっても過言ではないでしょう。
また、魚卵や蕎麦などのアレルギーも近年では増えてきているといいますが、栄養教諭は、これらの食品を摂らないことで起こり得る、栄養の偏りに関する個別指導も担っています。

 

 

まとめ

今回は、栄養教諭とはどのような人なのか、どのような役割を持っているのかについてご紹介してきました。
栄養教諭は、もともとは食生活の乱れ改善を目的として制定された制度ですが、現在では、食中毒やアレルギーに対する指導など、その業務内容は多岐に渡っています。
このように、食育に欠かすことができないのが栄養教諭ですので、指導を受ける機会があるのならしっかりと指導を受けてみてください。
それにより、理想的な食生活や安全な食生活を送れる確率がグンと高くなるでしょう。

 

 

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