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栄養士と管理栄養士の違い

2021.05.18


栄養士・管理栄養士と聞いてその違いに疑問を持つかたもいらっしゃると思います。
管理栄養士は数少なく、国家資格を取らなければなれないというイメージですね。
では、どちらもどんな現場でどのような仕事をしているのでしょうか?
今回は、栄養士・管理栄養士それぞれの仕事内容と資格取得方法について詳しく解説していきます。

栄養士

栄養士・管理栄養士とは

・栄養士
栄養士とは、都道府県知事の免許を受けた資格であり、主に健康なひとを対象に栄養バランスの取れた献立の作成や栄養指導を行います。
主な活躍場所:保育園・幼稚園・学校・給食会社・社会福祉施設・病院・企業・自治体 他

・管理栄養士
管理栄養士とは、厚生労働大臣の免許を受けた国家資格であり、主に病院などで傷病者一人ひとりに対して身体や栄養の状態に応じた栄養管理・栄養指導を行います。

主な活躍場所:総合病院・大学病院・社会福祉施設・食品メーカー・飲食店・レストラン・スポーツ関連施設  他

栄養士・管理栄養士の資格取得方法

・栄養士
栄養士になるには、厚生労働大臣が指定した栄養士養成施設または管理栄養士養成施設において、2年以上栄養士として必要な知識や技能を修得し卒業しなくてはいけません。
必要な過程を踏めば卒業するだけで免許が付与されます。

・管理栄養士
管理栄養士になるには、厚生労働省の実施する管理栄養士国家試験に合格しなければいけません。
試験を受けるには以下のどちらかの条件が必要です。

◇栄養士免許を得た後に一定期間栄養の指導に従事した者
(栄養士養成施設の在学期間+実務経験の合計が5年)

◇管理栄養士養成施設を修了し、栄養士免許を得た者
(4年制の大学や専門学校。実務経験不要となるため、4年生の時に栄養士免許及び管理栄養士国家試験受験資格の両資格取得見込み扱いで即受験が可能)

まとめ

私たちが健康な身体で生きていくために、栄養士・管理栄養士は食のアドバイザーとしてとても大切な存在です。
同じ食のプロですが働く現場や仕事内容はそれぞれ異なります。
主に傷病者等の個人に対し、栄養ケアを行う管理栄養士になるには、高度な知識と国家資格の取得が必要ですが、その分やりがいを感じるのではないでしょうか。

また、給食委託会社においては、栄養士と管理栄養士の業務内容に大きな差はありませんが、栄養士の上級者として管理栄養士が現場のリーダーとして任される場合もあります。

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