日本給食サービス協会とは
2022.09.15
給食サービス協会という団体をご存じでしょうか。
給食サービス協会は、私たちがより良い給食を得ることを目的として発足した公益社団法人で、各活動を通じて国民の食生活の向上に尽力しています。
給食サービス協会とは?概要をご紹介
給食サービス協会は昭和49年に発足した公益社団法人です。
それでは早速、給食サービス協会の概要をご紹介しましょう。
給食サービス協会の5つの事業内容
給食サービス協会では、以下の5つの事業を展開しています。
- 食の安全や安心、健康などにかかわる調査研究
- 食の安全や安心、健康などにかかわる情報と資料の収集や情報提供
- 保健衛生などの普及、啓発、相談
- 従業者の質向上を目的とする資格認定や講習および表彰
- 給食業務受託にかかわる業務代行保障
- 本協会の目的達成のために必要な事業
このようになっています。
つまり、安心・安全な給食を提供するために必要な事業を展開している協会だということですね。
給食サービス協会の取り組み
給食サービス協会では、19の取り組みを軸に公益事業を展開しています。
こちらの章では、19の取り組みの中から、私たちと特に深い関りがある事業内容をご紹介しています。
食の安全・安心、健康への情報提供
私たちが口にしている食品の種類は数え切れませんが、その中には出所がわからない、アレルギー成分含有が不明の食品もあります。
給食サービス協会では、食材の原産地表示や、栄養成分表示、アレルギー成分表示、栄養バランスガイドによる情報提供推進の取り組みを行っています。
健康に配慮した給食メニュー
給食メニューは、メタボリックやアレルギーだけでなく、幼児や高齢者と、年齢に配慮して適切な内容で提供する必要がるのです。
給食サービス協会では、これらに該当する方に対応した給食メニューの取り組みを行っています。
食育
最近、食育という言葉を見聞きする機会が増えてきました。
食育とは、健康や栄養バランスに配慮した食事を子供に提供することを意味しており、給食サービス協会では、健康や栄養バランスに配慮した親子料理教室の開催などで、食育への取り組みを行っています。
人材育成
給食を提供するからには、食に関する正しい知識と技術を有する人材を育成しなければなりません。
給食サービス協会では。給食サービス詩や教職サービス管理士、学校給食受託管理士の認定および専門調理師の講習会を通じて、人材育成に取り組んでいます。
今回は、給食サービス協会の概要と取り組みについてご紹介してきました。
学校や施設などで必要不可欠なのが給食で、その管理全般を担っているのが、給食サービス協会なのです。
つまり、この協会の存在がなければ、私たちに安全な給食が提供されることはないということです。
特にメタボリックやアレルギーの問題は近年深刻化していますので、今後の給食サービス協会の取り組みには、おおいに期待を寄せたいものです。
・給食サービス協会オフィシャルページ
https://www.jcfs.or.jp/