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トマトは生で食べるより加熱して食べた方が良いってホント?

2024.05.22


大人も子供も「嫌いな野菜トップ10」には入っていそうなトマト。
逆にパスタ料理などで好きな野菜の上位に入るかもしれないトマト。
好きな人も嫌いな人も、普通な人も「トマトには栄養がある」という情報はご存じの方も多いでしょう。
具体的にどのような栄養があるのか、効率的な摂取の仕方やタイトルの通り、加熱すべきかそうでは無いかなどお話させていただきます。

 

 

 

・抗酸化作用

トマトに含まれるリコピンやβカロチン、ビタミンEなどには抗酸化作用があります。抗酸化作用とは、老化の原因となる活性酸素を抑える働きの事で、老化の抑制につながります。
またリコピンには、インスリンの働きを良くし、血糖値を下げる作用があります。つまりリコピンの摂取は糖尿病や肥満などの生活習慣病の予防に役立つと言えるでしょう。
加えてトマトに含まれるカリウムは、体の中の余分なナトリウムを排出する働きがあるため、高血圧や動脈硬化の予防にも効果があります。

 

 

生で食べるメリット

生トマトに豊富に含まれるビタミンCには熱に弱い特性があります。
その為、トマトから「ビタミンC」を効率よく摂取したい場合は、生のまま食べるのがオススメです。
リコピンやβカロテンは皮にも多く含まれる為、出来るだけ皮ごと食べるとよいでしょう。
ですが皮は実と比べて消化吸収されにくい為、胃腸が弱い人は食べ過ぎに注意してください。

 

 

加熱調理のメリット

トマトは加熱して食べると吸収率がアップします。
トマトには細胞壁と呼ばれる丈夫な膜があります。
細胞壁は栄養素の吸収を妨げている為、そのまま食べても吸収力は高くありません。
加熱すると細胞壁が壊れ、含まれているリコピンが外に溶け出します。
その為、加熱せずに食べる場合に比べて、加熱する事でリコピンの吸収率が高まるのです。
トマトのリコピンを効率的に摂取したい場合は、焼く・炒める・煮る・蒸すなど、加熱調理がオススメです。
特にオリーブオイルとの相性は抜群です。

 

 

トマトジュースとして摂取する

トマトに含まれている「リコピン」を効率よく摂取する為には、トマトジュースがオススメです。トマトジュースはトマトを凝縮して作られており、商品によってはトマト5個分の栄養補給も出来ます。
トマト料理する時間が無い方や、料理が苦手な方でも効率よく栄養を摂取できる為、トマトジュースの摂取が推奨出来ますね。

 

食べ過ぎにご注意

前述した通り、トマトはとても栄養のある野菜ですが、過度な摂取が禁物なのは他の食材と同様です。
リコピンの1日当たりの目安摂取量は15~20㎎となっており、適量の目安として、Mサイズのトマトなら1日に2個、ミニトマトなら10~15個くらいとなるでしょう。
過剰摂取の症状としましては、水分が多い為、体が冷え、腸に悪影響を与え、下痢などを起こす事があります。
食物繊維が多い為、却って消化が悪くなり、便秘や下痢になりやすくなってしまいます。
シュウ酸が含まれているせいで、尿路結石や胆石になる危険もあります。

 

 

以上、トマトに含まれる栄養や過剰摂取の危険性等々について説明させて頂きました。
なお、タイトルの問いに関しましては、トマトの栄養成分を鑑みますと、加熱調理、出来ればオリーブオイルを使った料理として食べるのがより適切と言えるでしょう。
トマトが嫌い、という方もまずはケチャップやジュースから始めても良いかもしれませんね。

 

 

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