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超加工食品とは? あなたの食生活に潜むリスク

2025.05.13


私たちの食卓に並ぶおなじみの食品。
その中には、便利さや美味しさの裏に、見落とされがちな影響を秘めた「超加工食品」が数多く存在しています。
日々の暮らしの中で知らず知らずのうちに選んでいるものが、体や心にどのような影響を与えているか、意識したことはあるでしょうか?
この記事では、超加工食品とは何か、どのようなリスクがあるのかをわかりやすく解説し、日常生活での選び方のヒントをお伝えします。

 

 

「超加工食品」とは?あなたが日常的に口にしている食品かも

忙しい現代の暮らしの中で、手軽に食べられる食品はとても便利です。
しかし、その中には「超加工食品」と呼ばれるものが多く含まれています。
これは、原材料が大きく加工され、食品本来の形や栄養が失われた状態のものを指します。

具体的には、以下のような食品が該当します。

 

・スナック菓子(ポテトチップス、チョコバーなど)

・インスタントラーメンやカップ麺

・冷凍ピザや冷凍パスタ

・コンビニの菓子パンやサンドイッチ

・清涼飲料水や甘い缶コーヒー

・レトルトカレーやパウチ惣菜

・朝食用のシリアルやフレーク(一部)

 

これらの食品には、「加工でん粉」「香料」「乳化剤」「酸化防止剤」などの添加物が多く含まれています。
それら添加物は味や色、食感をよくし、長持ちさせるために使われているものです。
しかし、そうした成分の多用により、食材本来の栄養バランスが崩れてしまっていることも少なくありません。

超加工食品は手軽で魅力的に見えますが、知らず知らずのうちに食事の中心になってしまうと、健康への影響も無視できません。
すぐに完全にやめる必要はありませんが、「何をどれだけ食べているか」を見直すことが第一歩です。

 

健康への影響は?肥満、糖尿病、うつ病リスクも指摘される理由

超加工食品は、忙しい日常の中で手軽に食べられる便利な存在です。
しかしその一方で、長期的な健康リスクが世界中の研究者たちから警鐘を鳴らされています。
とくに肥満、糖尿病、そして精神的な不調との関係が近年注目されています。

まず肥満との関係について。超加工食品には高カロリー・高脂質・高糖質なものが多く含まれます。
加えて、早食いや過食を促す味付けが施されているため、食欲をコントロールしづらくなりがちです。
フランスの「NutriNet-Santé(ニュートリネット・サンテ)」という大規模研究では、超加工食品の摂取量が多い人ほど肥満の割合が高いという結果が示されています。

また、血糖値を急激に上げやすい糖質が多く含まれていることから、糖尿病リスクとの関係も指摘されています。
ある米国の研究では、超加工食品の摂取比率が高い人ほど2型糖尿病の発症率が高まる傾向があることが報告おり、これは血糖の急上昇・急降下によるインスリン分泌の負担が蓄積されるためと考えられています。

さらに近年注目されているのが、心の健康への影響です。
食事と気分の関係はあまり知られていませんが、腸内環境の乱れや慢性炎症は、気分障害とも関係しているといわれています。

超加工食品に多く含まれる添加物や人工甘味料は腸内のバランスを崩しやすく、それがうつ病や不安感のリスクを高める可能性があるという研究も出てきています。

もちろん、これらの食品を一切排除する必要はありません。
ただし、「便利だから」「安いから」といった理由で無意識に摂りすぎることがないように、日々の食生活を見直すことが大切です。

 

今日からできる!超加工食品を減らすための5つのポイント

忙しい毎日の中で、ついつい頼りがちな超加工食品。
知らず知らずのうちに摂りすぎてしまい、健康へのリスクが心配になる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、無理なく続けられる「超加工食品を減らすための5つのポイント」をご紹介します。

 

1. 原材料表示をチェックする習慣をつける
買い物の際は、まず原材料欄に注目しましょう。
聞き慣れない化学的な名称がズラリと並んでいたら、それは超加工食品のサイン。
「砂糖」「油脂」「添加物」が最初のほうにある場合も要注意です。

 

2. 加工度の低い食品を選ぶ
できるだけ「素材に近い食品」を選ぶのがコツです。
野菜、肉、魚、豆類などを自分で調理することで、不要な添加物を避けることができます。

 

3. 飲み物にも気をつける
甘い清涼飲料水やエナジードリンクにも多くの添加物が含まれています。
代わりに水、麦茶、炭酸水などを常備しておくことで、自然と摂取量を減らせます。

 

4. 間食の見直しをする
スナック菓子や菓子パンの代わりに、ナッツ、果物、ゆで卵など自然な食材を取り入れましょう。
小腹を満たす方法を工夫するだけで、かなりの違いが出ます。

 

5. 週に数回でも自炊の日を設ける
毎日は難しくても、週に数回でも手作りの食事を意識することで、食材の選び方や味覚が変わってきます。
簡単なレシピから始めて、食の楽しさを取り戻すのもおすすめです。

 

まずはできることから一つずつ。
継続することで、健康的な食生活が自然と身についていきます。

 

 

便利な食品に頼ることは、決して悪いことではありません。
大切なのは、選び方を少しだけ見直すこと。
超加工食品の摂取を減らし、素材の味を楽しむ工夫を取り入れることで、身体にも心にも優しい暮らしが見えてきます。
小さな意識の変化が、未来の健康をつくる第一歩です。
今日から無理のない範囲で、食習慣を整えることから始めてみませんか?

 

 

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