暑さ対策の代表として知っておきたい食品
2020.07.06
夏の暑さは年々厳しくなり、毎年のように熱中症や猛暑に関するニュースが飛び交います。
今回は「暑さを乗りきるための食品」についてまとめました。
食欲がなくなっても、栄養を取らないと身体に毒ですから、しっかり学んで効果的な食品を普段の食事に取り入れてみましょう。
食品が身体を冷やす仕組み
人が食品を摂取すると「食事誘発性熱産生」といって、体内で栄養素を分解しながら同時に熱を発します。
食品の摂取自体は身体を温める行為なので、「冷やす」というよりは「温まりにくい」と考えるのが普通かもしれません。
一方で、食品によって身体が冷える理由は「利尿作用」「食品自体の冷たさ」が影響します。
身体を冷やす食品には少なからず「利尿作用」があり、また水分も多く含むので、排尿によって身体の熱が発散されるというわけです。
さらに「冷たさ」もポイントです。
夏には皆さん「麦茶」「そうめん」「冷やし中華」「生野菜」などを好むと思いますが、冷たい食品の摂取によって、身体を物理的に冷やすことができます。
その結果、暑さ対策に役立つのです。
身体を冷やす食べもの・温める食べもの
食品が身体を冷やすか温めるかを知るのには、「色」でざっくりと覚えるのがわかりやすいです。
一般的に「暖色」(オレンジ・赤・黄色など)の食べ物は身体が温まります。
対して「寒色」(白・緑・紫など)の食べ物は身体を冷やしてくれます。
食品でいうと、ナス・キュウリ・豆腐・ほうれん草・レタス・キャベツ・マンゴー・梨などは代表的で、寒涼性(かんりょうせい)食品と呼ばれます。
例外としてトマトや柿も、見た目は赤とだいだい色ですが寒涼性食品として効果的です。
ちなみに、身体を温める作用のある食品「温熱性食品」には、わかりやすくニンニク・ショウガ・肉類などがあります。
「スタミナがつく」「元気になる」なんていわれる食品はほとんどが身体を温め、代謝を促す作用がありますね。
ちなみにネギも温熱性食品に入ります。
さっぱりしたイメージもありながら、身体をバッチリ温める食品なので、暑い時には控えるのもひとつの手です。
水分補給も大事!
食べものとは異なりますが、暑さ対策に「水分補給」はとても重要です。
水を飲むと汗が多く出るので、暑いような気もしますが、実は発汗で身体はどんどん冷えていきます。
前述した「利尿作用」も促すので、一石二鳥です。
飲むのは水でも大丈夫ですが、ポカリスエットやアクエリアス、オーエスワンといった栄養価の高い飲料水でも良いでしょう。
カリウム・ビタミンB1・クエン酸などを含む飲みものであれば、身体の調子も崩さずに暑さ対策ができますよ。
まとめ
今回は、暑さ対策の代表として知っておきたい食品について記述しました。
食事を抜くのは身体に良くないので、夏の暑い日には、身体を温め過ぎない食品を選ぶことが大事になります。
一般的には「寒色」の食べもの、ネギなどを除く緑黄色野菜、色味のさっぱりした果物、豆腐などは代表的です。
食品の性質を知って、心地良く夏を乗りきりましょう。