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栄養が偏ったジャンクフードの食べ過ぎには要注意

2018.07.10


■ 酸化が速い揚げ物中心のジャンクフード

今や社会問題となっている生活習慣病の原因の一つに、油の過剰摂取が挙げられます。
ライフスタイルの変化で、食生活が欧米化したこと、そしてジャンクフードが広まったことも大きく影響しているでしょう。
ジャンクフードにはがらくた食品という意味が含まれており、インスタント食品やファストフードなどの加工食品を指します。
これらの加工食品には、炭水化物をメインに大量の油や塩、砂糖などが使われており、非常に偏った栄養と添加物の多さが問題視されています。
そして、体にとって悪いものが含まれていながら、つい食べ過ぎてしまうなど依存性が高いのもジャンクフードの特徴です。

 

人の体は酸化することで老化したり病気になったりしますが、それを加速させるのが酸化した食べ物の摂取です。
油は酸化しやすい食品の代表ですから、揚げ物を中心としたジャンクフードの食べ過ぎにはくれぐれも注意しましょう。
特にカップラーメンなどの身近なインスタント食品や、ポテトチップスなどのスナック菓子は、酸化が進行した食べ物のトップといっても過言ではありません。
油が一概に悪いのではなく、同じ油でも青魚に含まれているEPAやDHAが豊富な油は、悪玉コレステロールを減少させる良質の油です。
こういった体にやさしい油を積極的に摂取していくべきでしょう。

 

■ ジャンクフードに多い添加物の問題

一説には、ジャンクフードはタバコよりも健康上のリスクが高いと言われています。
それは、油や砂糖を大量に使うだけでなく、多くの添加物が含まれているからです。
ハンバーガーに使われる加工肉やインスタントラーメン、甘い清涼飲料水、フライドポテトなどジャンクフードには、酸化防止剤や、発色剤、合成甘味料などの添加物が使われています。
一般的な食品にも添加物は少なからず使われているのが実情ですが、ジャンクフードほど多様な添加物が使われている食べ物はありません。
亜硝酸ナトリウム、硝酸ナトリウム、アスパルテームやサッカリンなどに代表される添加物は、私たちの体に入ると毒と認識されます。
毒素を排出するために肝臓への負担が大きくなり、同時に活性酸素を増やす一因にもなります。
活性酸素は、体の酸化を促進させて病気の元となることや、老化を早めることに繋がりますので、添加物の摂り過ぎには要注意です。
毎日の食事から添加物を完全に排除するのは難しいことですが、なるべく加工食品に頼らず素材からの調理を心がけたいものです。
ジャンクフードによる健康被害が明らかにされている昨今、企業によっては添加物を減らす、古い油を使わないなどの取り組みを行っているところもあります。
消費者も自分の健康を守るために賢い選択が必要でしょう。

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