ケアフードサービスとは?
2016.12.10
「食」は、人生の中で、とても大きな割合を占めるものです。
昨今では、福祉の話題を耳にしない日はありません。施設は増え続け、人員も無数に必要とされています。
そして、人の数だけ介護サービスは多様化してきました。
その中に、ケアフードサービスというものがあります。
これは介護を必要とする人、あるいは自身で調理や食事が困難な人のために、食事を用意してくれるサービスです。
形としては、提供する施設あるいは別の場所で調理を行い、食事を取る人の元へ届ける、ここまでを言います。
少子高齢化社会ですから、昨今では学校給食よりも需要があるとされています。
ケアフードサービスには、三つの重視されるポイントがあります。
一つ目に、安全であること。一般の食事でも言われることですが、食材が新鮮であることはもちろん、調理過程にも危険な要因がないようにしなくてはなりません。
二つ目は、栄養バランスを考えてあること。
ケアフードサービスを利用する人は、食事量を充分にとれない場合が多いです。
お年寄りの方なら尚更です。
そのため、少ない量だとしても出来る限り多く栄養を補えるように工夫が必要です。
三つ目は、楽しみであること。
前述の二項目に比べて疎かにされがちですが、食事を楽しむことは、人の暮らしにとって最も大切なことと言っても過言ではありません。
盛りつけ方や切り方などに工夫を凝らし、見た目にも楽しく出来ます。
また、季節のものを使用し、メニューを通して四季を感じたり、イベントを催したりと、楽しみ方は様々です。
ケアフードサービスは、介護福祉の業界と同じく、これからの時代により必要となってゆくものです。
学校、施設、病院など、様々な場所で、様々な状況下に置かれた人々に、食事を提供する。
それ以上に、人として当たり前にあるべき幸せを支える事業なのです。