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マスク装着の効果・正しい使い方(花粉症、コロナ、インフルなど)

2020.04.01


現在、世界的に感染源が拡大している新型コロナウイルスは、都知事が「感染のオーバーシュート 感染の爆発的な増加 」を防ぐ呼びかけをするなど、日々ウイルスを防ぐ為の努力が求められています。
また、毎年この時期に悩まされる方も多い花粉症やインフルエンザなど、常日頃から身を守る必要があると言えるでしょう。
こうした感染防止の観点から身を守る方法として、マスク装着の効果についての関心が高まって来ています。
そこで今回は、マスク装着の効果や、正しい使い方についてご紹介していきます。

マスク使用方法

 

マスクの効果について

マスクの効果を発揮する方法とは、せきやくしゃみの症状がある方が、マスクをつける事です。
風邪やインフルエンザ、コロナなどの患者は、1 回のせきで約 10 万、くしゃみで約 200 万のウイルスを体外へ放出すると言われています。
マスクを患者が装着した場合、これらの周囲への影響を軽減する事ができます。
もし、こうした症状のない方が予防の為マスクをつけたとしても、効果は限られています。
その理由として、マスクと顔の間には隙間があるためウイルスなどの飛沫感染を 100% 防ぐ事は不可能だからです。
コロナやインフルエンザのウイルスの粒子は直径0.1~0.2μm ですが、せきやくしゃみに含まれるウイルスについては、周りに水分が付着し5μm 程度と大きくなる為、空気中に漂わず落下してしまいます。
また、衣服や所有物に付着したウイルスが手に付いてしまい、呼吸器系に運ばれ感染する場合もあります。
このような理由から、マスクによってウイルスを完全に遮断する事は不可能であると言われています。
ただし、症状のある患者と生活するなど直接せきやくしゃみを受ける可能性がある場合は、感染予防の効果があるとされています。

 

花粉症の症状緩和に効果

杉やヒノキなど、春先にくしゃみやせきなどのアレルギー反応を引き起こす花粉症についても、マスクは一定の効果が期待できます。
マスクを装着した場合、飛散した花粉の内約1/3~1/6 の吸収を抑えることができます。
しかし、顔とマスクの間に隙間があるため風の強い日などは効果が限定されます。
新たに症状が出ないよう、予防の観点からマスクを装着した場合でも、完全に防ぐ事はできませんので、注意しましょう。

 

正しいマスクの装着方法について

花粉や飛沫感染を防ぐため、マスクは一定の効果がある事が分かりました。
こうしたマスクの効果を得るために、正しく装着する必要があります。
また、マスクと顔の間に隙間が出ないよう、顔にフィットするタイプのサイズや形を選ぶ事が大切です。
ゴムひもの長さを調整するなどの工夫も必要になります。

 

マスクの正しい装着の仕方

マスクを装着する際に気を付ける点は以下になります。

・口だけでなく鼻も確実に覆うようにします。
・ゴムひもを両耳に掛けます。
・隙間が出ないように、顔にフィットするよう調整します。

マスク装着時、マスク本体を上下に伸ばし、鼻から顎までを覆うようにしましょう。
マスクの上部にワイヤーが入っていますので、指で折り曲げ鼻にフィットするよう調整します。

 

効果のないマスク装着の例

次のような装着方法では、効果は期待できません。

・鼻に当たる部分に隙間がある、鼻がマスクから出てしまっている。
・顎が出てしまっている。

いずれも顔の一部がマスクから出てしまっている場合は、効果が期待できませんので注意しましょう。

 

汚れてしまった(使用済)マスクの外し方

くしゃみやせきなどがマスクに付着した場合、マスクには直接触れず、ゴムひもに手を掛け外すようにします。
外したら。即ゴミ箱などに捨てるようにしましょう。このとき、蓋のついたゴミ箱だとなお良いです。

 

逼迫した状況で注意すべき点とは

現在、世界的に猛威を奮っている新型コロナウイルスによって、マスクが不足するなど様々な問題が起こっています。
本来マスクを装着すべき症状のある方や、医療関係者にマスクが行き渡らず、感染が広まるなど困難な状況となっています。
仮にマスクや手袋を装着していた場合でも、ウイルスが付着した手で顔を触った場合などは感染する恐れがあります。
マスクや手袋を装着していても、このように効果がない場合もありますので、手洗いや殺菌を徹底する方が予防に繋がります。飛沫感染を予防するために、マスクと合わせて手を清潔に保つよう心がけましょう。

 

まとめ

今回はマスクを装着した場合の効果と、正しい使い方についてご紹介しました。
マスクの効果的な使用の方法として、せきやくしゃみなどの具体的な症状がある方が使用すると、周囲への汚染を防ぐ一定の効果がある事が分かりました。
また、花粉症などのアレルギー症状に対しても、一定の花粉の侵入を防ぐ効果もありました。
これらの症状がない方が使用した場合、すべてのウイルスを防ぐ事は不可能ですので、効果は限定的と言えます。
装着方法として注意すべき点は、鼻や顎などしっかり覆う事、鼻に当たる部分の隙間をなくす事などでした。
マスクの正しい知識を持ち、効果的な使用を心がけましょう。

 

 

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