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農林水産省や文部科学省が推進する食育とは?

2020.10.13


農林水産省や文部科学省では、子供の食育を推進しています。
言葉では理解しているつもりでも、なかなか具体的にどのような意味なのかということについて知っている人はまだまだ少ないです。
単純に、手作りの料理をすればOKということではなく、意外に奥深い食育についてお伝えします。

食育とは

 

食育とは食べることに価値を見出すこと

食育の大きな役割はそもそも、「食事は栄養を取ればいいというわけじゃない」ことをしっかり子供に伝えることです。
食事は、自分の体の基礎を作り、大人になってからも今まで食べてきた食事の影響力というのは非常に強いものなので、偏りのない食事を子供のうちから教えていくことが必要になります。
最近では、共働きの世帯が増えてきて、子供が1人で食事をしたり買ったものだけで毎日済ませている、というのもよくある話です。
もちろん、忙しくてどうしても難しいということであれば時々買ったり、外食をして…というのは間違いではありませんし、親御さんの負担を考えても仕方がないことでしょう。

ただ、毎日続けば子供はなんとなく「お腹いっぱいになったらいいや」という感覚になります。
食べることは楽しいのだ、おいしいものを食べると幸せな気分になる、ということを教えてあげることは食育の役割なのです。

 

食育がもたらすメリット

食育は、子供のうちに行うことが重要だといえます。
食育には多くのメリットがあるので、よく理解しておきましょう。

 

メリット① 免疫力の向上
食育で最も大きなメリットとも言えることが、免疫力がつくという点です。
適当にお腹を満たすためだけに食事をしていると、バランスも悪く、毎日似たような食事を続けてしまう傾向があります。
外食や出来合いのものを購入すると、添加物も多く、体に良い影響を与えません。
栄養バランスを考えていない食事を続けていると、それだけ体や脳がエネルギー不足に陥って、体にウイルスや細菌が入り込みやすいです。
そもそもの体の基礎ができていないと免疫力もないので、実際に体にあるウイルスや細菌に対して抵抗力も非常に弱いためそのまま負けてしまいます。
食育を行うと、栄養バランスが整うので、免疫力もつきウイルスや細菌が侵入しにくい体作りをすることが可能です。

 

メリット② 情緒を豊かにさせる
食育は、食事をしているという行為自体に意味があると思っています。
家族みんなでテーブルを囲んで食べるだけでも、気持ちは癒されますし、その日の出来事を話す場にもなるのです。
食事は、気持ちを安定させる役割があります。
毎日1人で食事をしている子供と毎日誰かと一緒に食事をしている子供とでは、気持ちの安定感が違うのです。
1人で食べてもただ空腹を満たすだけの行為、として食事を認識しますが、一緒に食べる人がいれば「おいしいね」と食事を楽しむことができます。
本来、食事はリラックス効果があるのでストレス発散で食べることが趣味の人もいるくらいです。
1人の食事を日々繰り返していると、虚しいと思うようになり、リラックスすることもありません。
気持ちがずっと緊張した状態だと、すぐに怒ったり人とコミュニケーションが取りにくい子供になる可能性があります。

 

メリット③ 生活のリズムが整う
食育は栄養のバランスや食材の栄養素だけではなくて、毎日3食食べることで生活のリズムを整えるというメリットがあるのです。
3食決まった時間に食べることによって、体内時計が整い、規則正しい生活をすることができます。
バラバラな時間に食べると体が変化についていけずに体調を壊してしまうこともあるので、毎日の食事時間は非常に重要な役割を果たしているといえるでしょう。

 

家庭と学校では食育の意味合いが違う

食育、といえば家庭でも学校でも似たようなものだろうとイメージするかもしれません。
同じ食育という言葉を使っているので、同じ意味合いとして捉えられがちですが、実際は少し違います。
まず、学校給食での食育は以下のような意味合いです。

 

・感謝の気持ち
・社会性の構築
・食事の重要性を知る

 

給食は、感謝するところから始まります。
食材を作ってくれた生産者さん、給食を作ってくれた給食センターの人、配膳してくれた人など給食に関わった人全てに感謝をすることで、自分が今食事ができているのはこうした人たちの手間があるからだ、ということを認識が可能です。
こうした感謝の気持ちは、食事をすることは大事なことだという意識にもつながりますし、残さず食べよう!という気持ちにも発展します。
また、学校は子供が社会性を学ぶ場でもあるので、みんなで会話をしながら給食を食べることによって、家庭とはまた違ったコミュニティを作ることができるのです。

一方、家庭には以下のような意味合いがあります。

 

・食事マナーの学び
・季節の食材を知る
・親子のコミュニケーション

 

家庭では、学校では教えられない日常のマナーを教えることが食育の大きな役割です。
正しい配膳、食事の食べ方、箸の持ち方など子供が将来困らないように、毎日の食事を通して教えてあげることが必要です。
一緒に買い物に行くこともあると思いますが、献立決めの時には旬の食材を取り入れて、季節を感じるということも食育として家庭でできることだといえます。
家庭だと、一緒に料理をしたり食事をしながら会話をすることで親子のコミュニケーションを取ることが可能です。
普段忙しくて、ゆっくり子供と会話する暇もない、という人は食事の時間だけは親子の時間として活用すると、食育をしていることにつながります。

 

食育を理解して心と体の成長に役立てよう

食育は、食事や栄養のバランスだけではなく、一緒に食べることだったり欠食をしないことだったりいろんな意味合いで使われます。
どの意味合いだったとしても、子供が「食べることは楽しいことなんだ」「家族で食べる食事はとても幸せ」と思うことが大事なので、大人が率先して楽しさを伝えていくようにしましょう。