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増え続ける高齢者ドライバーによる事故について


増加する高齢ドライバー事故   近年、高齢ドライバーによる事故割合が増え社会的に問題となっています。驚く様な無茶な運転による死亡事故が、実は高齢ドライバーによって多く引き起こされています。実際の交通事故全体のうちの、高齢者の事故件数はどれほどなのか、以下のグラフをご参照下さい。 gn-20140308-16   警察庁公式サイト掲載「平成25年中の交通死亡事故の特徴及び道路交通法違反取締状況について」グラフより   2013年中の年齢階層別の自動車乗用中における交通事故死者数の動向によると、まず交通死亡事故自体が、この10年程で非常に減少している事がわかります。飲酒運転に対する厳罰化や、取締りの技術進化や強化など様々な努力によって、事故防止の成果が出ている事がわかります。しかし全体的に減少しているにも関わらず「高齢者層の事故件数」はあまり減少しておりません。特にこの数年は減り方が少なく、2008年からは一進一退となり、2013年には増加をしてしまっています。その為「全体の事故件数」が減った分、「高齢者の事故件数」の割合が増えています。続いて、「全体数に占める年齢層の比率」のグラフで見ると、その割合がわかります。     gn-20140308-16   警察庁公式サイト掲載 「各年 年齢層別死者数推移」グラフより このグラフは件数に関わらず、年齢層での割合を表しています。「件数」では微減はあっても割合だけで見ると、「割合」では高齢ドライバーの比率は年々増え続けています。この13年で2倍以上に増えており、対策が急がれるべき問題となっています。高齢者人口の増加も背景にはありますが、自動車の事故防止技術の進化や、取締の技術進化を上回る背景には、高齢者独自の特性がある事もわかってきました。   高齢者の運転はなぜ危険? 高齢になると、状況の変化に対する反応速度が大きく落ち込んでいきます。成人の両目の水平視野は180度に対して、高齢になると100度程に大きく減少します。また、動いている物体を認識する動体視力も60代を境に大きく落ち込みます。運転中に近づいてくる人や、他の車に気づかずに認識がギリギリとなり、身体の反応速度も遅いため、適切な操作判断が「間に合わない」事があります。その身体の変化に高齢者自身が気づいておらず、自分の運転に「過信」してしまい、「若いころと変わらない」「これくらいなら大丈夫」という思い込みから事故に繋がるケースが多いようです。 「逆走」「アクセル踏み間違い」驚くような危険運転 また驚く様な事故傾向としてと「アクセルとブレーキの踏み間違い」と「高速道路の逆走事故」があります。 「アクセルとブレーキを踏み間違い」による高齢ドライバーの人身事故は、2013年で70代で1123件、80代が517件、90代も16件となっています。原因については身体的問題ではなく、過去の経験的なクセに原因がある様です。その理由として、マニュアル車しかなかった時代に運転免許証を取得した世代は、オートマチック車の「ブレーキを踏みながらエンジンをかける」というエンジンの始動方法を教習所で習っておりません。左足でクラッチ、右足でアクセルを踏んでエンジンをかけるマニュアル車の癖で、ついアクセルを踏みながらエンジンをかける例が目立つといいます。 「高速道路の逆走事故」は2014年1月から11月末までで21件発生しており、うち14件が65歳以上の高齢者によるものでした。事故にはならなかったけど逆走をしてしまったケースは207件発生して、140件が高齢者の運転によるものでした。警察庁の分析によると、こうした逆走を起こしてしまった高齢者ドライバーの約14%は認知症の疑いがある高齢者だったことも分かっています。「認知症の疑い」がある高齢者ドライバーの運転は信号や標識などをきちんと認識することができなくなる可能性があり、非常に大きなリスクを持っています。 高齢ドライバーの事故を防ぐために   「視野狭窄」「反応速度の低下」「認知症の疑い」など高齢者の運転は非常にリスクが高くなっています。この様な高齢者の事故増加に対して、「シルバードライバーへの配慮規定」「運転免許更新時の特別講習、認知症検査」や「認知症高齢ドライバー家族への支援マニュアル」「運転免許自主返納制度」などの様々な対策が講じられています。詳細については次回ご紹介していきたいと思います。