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スマイルケア食について


「新しい介護食」の愛称が決定 農林水産省は昨年11月11日に、新しい介護食品の愛称を「スマイルケア食」に決めたと公表しました。 もちろん名称の変更だけに留まらず、どんな「介護食品」を選べばいいのか?の基準を統一して「新しい介護食品」の選び方を誰にでもわかりやすく提示がされる様になります。介護業界にとどまらず、大手企業やコンビニなどでも扱われている「介護食品」ですが、これまでは統一された基準はありませんでした。 施設やデイなどでは専門のスタッフが、「噛む力」や「飲み込む力」を判断して高齢者の食べる力に応じた刻み食や、ペースト食などが提供されていましたが、市販されている商品ではありませんでした。 在宅高齢者の72.7%が低栄養状態 国立長寿医療センターの統計によると、在宅で生活する高齢者の37.4%が「低栄養状態」にあり、35.2%が「低栄養の恐れがある」という事です。一見食事が出来ている様でも、「噛む力」「飲み込む力」に応じた内容でなければ十分に栄養摂取が出来ないという事です。栄養状態が悪くなるほど死亡リスクや病気の罹患率が高くなる事が、「介護食」の見直しが必要となった背景の一つとなっています。 在宅でも適切な介護食が摂取できるように そこで農林水産省は、噛む力、飲み込む力を振り分けるフローチャートを作成しました。慎重な判断が必要な方には専門職の判断を仰ぐ様にしながら、家庭でも大まかな食事形態を選べるようにしました。 以下図参照(農林水産省ホームページより抜粋) フローチャートによって、食べる力を7段階に分類分けをして、状態に応じた「スマイルケア食品」の商品開発や表示が行われていきます。以下図参照(農林水産省ホームページより抜粋) 在宅でこれらの食事を用意する為には、細かく刻む、長時間の煮込み、裏ごし、ミキサー、とろみつけなどの工程が大変な手間となる上に、時間と労力の割には見た目も良くありません。しかし商品として売り出す為には、見た目も重要ですので必然的に「安全な加工がされ」つつ「見た目にも美味しそう」な介護食品が開発されていく事でしょう。この事は「高齢者本人」だけでなく、調理に大変な手間がかかっていた「介護者」にも大切な変化となるでしょう。 介護食品産業を世界へ また政府は食料自給率を向上させて世界へ輸出出来る、新しい産業としての「スマイルケア食」のパッケージ化も目指しています。平成27年度予算で、地場農産業を使った郷土料理での「スマイルケア食」の開発を支援し、日本国産和食ブランドの商品化を行うと共に、米国、EU、中東、アジアへ輸出をしていくための環境整備を行い、輸出を促進していく方向です。2015年1月に農林水産省は「スマイルケア食」の対米輸出環境調査を行うと発表しました。1月11日にサンフランシスコで開催される食品見本市「Winter Fancy Food Show 2015」へ、日本介護食品協議会が初出展を行います。12日と13日には米国版の特養施設で「スマイルケア食」の試食会、意見交換会を実施し、海外の高齢者の食のニーズを確かめる予定です。世界に先駆けて高齢化が進んでいる日本ならではの、高齢化社会対応のノウハウを活かして、日本の技術力・商品開発力を、無形文化財の和食に結実出来れば世界に名だたる「スマイルケア食」が出来ると思います。これからの食品業界の動きに期待です。