職場の安全や働く人の健康を守る衛生管理者


※画像はイメージです。

■衛生管理者の役割

衛生管理者は労働安全衛生法の定めにより、常時50人以上の労働者を使用する事業場で設置が義務付けられているものです。

職場での労働衛生管理を行うことが衛生管理者の役割として求められており、労働者の安全と健康の確保を推進し、労働災害の防止のための環境作りや危害防止基準を設定、運用すること、職場における責任体制の明確化を図ること、安全な職場作りや快適な職場環境の形成のために自主的活動の促進を図ることなどが求められています。

衛生管理者の資格を取るには第一種または第二種の衛生管理者試験を受験して合格し、都道府県労働局長の免許を受ける必要があります。

なお、一定の専門資格を持つ人は受験科目の免除などがあります。

常時50人以上の労働者を使用する一定規模以上の事業所においては、衛生管理者の免許を取得した人か、医師や労働衛生コンサルタント等の資格などを有する人を衛生管理者として専任し、配置するよう求められています。

衛生管理者の資格は国家資格であり、労働安全衛生法の定めに基づき衛生管理者を置かない場合には、選任義務違反として50万円以下の罰金が適用されることもあります。

 

■衛生管理者試験について

衛生管理者資格には二種類あり、第一種は第二種の上位資格ではありますが、第二種の資格を持っていなくても、最初から第一種を受験することもできます。

試験は公益財団法人安全衛生技術試験協会という団体が指定機関となって運営されており、全国7箇所の安全衛生技術センターで開催されています。

毎月1~3回にわたって受験機会があるため、日ごろの業務で忙しい方も受験しやすくなっています。

 

■衛生管理者資格を取得するメリット

衛生管理者は国家資格ですので、現在働いている職場だけに通用する資格ではなく、転職しても役立てることができます。

一定規模の事業所では必ず置かなければならない専門家ですが、資格を保有している人はまだ少ないため、企業でのニーズも高いです。

例えば、現在衛生管理者として配置されている方が定年退職や転職等などによって辞めてしまった場合や、転勤などでいなくなると直ぐに他の人材を充てる必要があります。

その場合に他にいないという場合、現在の担当者が辞める前に既存の人材を受験させて資格を得させないといけないなどの必要が生じます。

そのため、衛生管理者の資格を有していることは、企業の採用ニーズに繋がり、就職や転職に有利ということが言えます。

職場の安全や職員の健康を守るという責任ある役割を担うやりがいがあり、企業によっては資格手当などの待遇も期待できます。